To be continued

単純な日記です。

もうずっと昔に死んだ人をなつかしいと思うことなんてない。死んでしまった当時は、それなりに悲しくもあったけれど、もう別離が済んで仕舞えば単なる、それは思い出でしかなくて、わざわざ取り出して見てみることさえもしない。生きている人にとってそれはものでしかない。困ったことに、僕の場合、とにかく周りの人が聞いてくる。そのたびに、思い出されて、その会話の中で花を持たせるなんてこともあったりするけど、それはあくまで思い出にであって、だからなつかしいとか、赤の他人の墓の前まで行ったりしてわざわざ話しかけたりなんてするわけがない。
失礼だと思わないんだろうか?わざわざ、生きてるふりをして僕らの前に現れたり、他人の名前を借りてまでして生きている人の前に現れたり、死んだ人はそんなことをして、恥ずかしいって思ったりしないんだろうか。死んだ人から見ればこちらの思い出は永遠に生きてて、僕たちからすればそれは単なる道具。ただ自分がそれを懐かしむための、ものでしかない。