To be continued

単純な日記です。

詩ーさようならも無いままで

ずっとずっとずっと、忘れていたな
ずっとずっと、これからも忘れて過ごすんだろうなって思った
心がもうかたくなってて、ほどけないくらいかたくなっていて、その先にあんなに一緒に過ごしたり笑ったりしてたことなんてなくなってしまってた
もう見るのも嫌だって思って、それは自分自身のいつも通りの姿を鏡に映すみたいに
嫌いなんて言うまでもなく、涙さえも流れないし

別れ
っていつもそんな感じだった
僕が喚いて…君はあっちを向いて
お互いに良いものや愛着を注ぐものなら結構あるし
まあいいかなって、つまらない毎日に戻って、でも結構笑うこともあったし
ずっとずっと、だから君のこともこんなふうに忘れていくんだろうな
忘れていたことさえも忘れて
さよなら
って僕、言ったっけな
さよなら、って言えばまだ
自分の心に君へいうこと、きちんと探してさよならって言えたらまだ
僕は涙を流せたのにな、それさえも怠って
けどもう心もやりとりも固くなってしまって
「うらやましいな」と思った別れをおしめること
僕はずっとずっとずっと、忘れてた
君の笑顔や交わした言葉
すべて嘘で塗りたくって、心の奥深くにしまったら音も立てなくなった
冷たいなって思った けど毎日はもっと忙しくて
自分の心の布切れが破られないようにするので精いっぱい
なあ 思うんだけど僕ら
もうこんなに歳じゃないか?
だったら敵味方とか
どっちが優ってるとかでなくって
あんなことした、されたじゃなくて
もっともっとあらがわなきゃならない部分に
協力しあってもいいんじゃないかな?
先行く人を見て見たらそう思った。もう
わがまま言えるのもあとわずかなんだなって
ふざけていられるのももうあと僅かで
僕ら自分のこころ その布切れが
もっとよく伸びるように気をつけて なんでもいろいろ選り好みしないでたべて
生きなきゃさならないんだな
もうそんな年齢なんだなって

とりあえずそのことを笑おうよ 一緒に
僕は思った、一人じゃもうこれから生きていけないんだなって
僕はどんどん弱くなるよ 情けないくらいに


言葉を探さなかった お互いに
君はいつしか処世術を得て
僕はいつまでも身につかないまま穴ばかり掘ってて
寂しいとも思わなかった、だから他人の声を借りるまでそこに何かあるなんて、思いもしなかった
ずっとずっとずっと。