To be continued

単純な日記です。

忘れる

けっこう色々なことを忘れがちで、それを他人に指摘されて思い出すみたいなことがよくある。人の名前、とかどこで会ったか、とか何を話したか、みたいなことをだから、皆が話していても何のことを言っているのかわからないみたいなことがよくあって、「それって何の話?」と聞いてみると「えーっ。忘れちゃったの?でもあなたあの時、いたよね?」ってなって「そうだったっけ…(この人は何を言っているんだろう)」みたいな感じになる。そしてその半日後、風呂に入っている時に唐突にそれを思い出したりする。(今、思い出してもどうしようもねえよ)みたいな。
けっこうそれが、自分でも驚くようなペースで指摘されるなどして最近経験した為、僕はあらためて考えてみたのだけど、もうこれは意識的に忘れるスイッチ自分で押してるなあと思った。というのも、僕の家庭というのはわりとハードな場所で、大学を卒業したあとでそこから出てからも実家の借金の連絡が来たり、よく分からない人が僕のところまで来たり、親族の諍いだったりよくわからないことが分からないままで持ち込まれてくる。こういう、全く知らない人が自分から何かを取り立てに来る、だとかおまえは、居るだけで人に迷惑を掛けているんだぞという空気は、何か人のこころを蝕むというか、とにかく世間に対して常に申し訳なくなるような、癖がつく。いくらそれを、人から説明されて、明瞭に筋立てて考えてそれは僕が遊びやギャンブルで作った借りなどではないということを頭で理解しても、僕の心の方は理解しない。僕はずっと、死ぬまで終わらない借金を背負わされていて、それを誰かがずっと、狙っているように思う。僕はだから、時々は何も食べられないし、仕事は下痢をしていても休まずに行くけど、そのほかの予定は体調が不安定な為あまりこなせない。もうこなせない人間なんだなと理解している。それから、どれだけ嫌なことがあったとしても、一日で忘れてしまうようにしている。でもそれは、本当に身に染みたくせになるんだなあということが最近分かった。何か、びっくりする。自分の思っていたこと以上の自分のことを、他人が知っているのは一体何故なんだろうとずっと訝しんでいたら「お前が言ったんじゃないか」みたいになり、確かに僕がしかも直接言ってたりするわけだから。けど本当に、意味のある悪いことは考えて解消できるけど、意味のない悪いことって、忘れることでしか人は、もう解消できない。そうしないと、一人分以上の悪いことを背負わされがちな人間は、もう前に進めなくなってしまうのである。
あとは、でも創作するみたいなことしていると結構そもそもで「現実という場所にいない」みたいなのもありますね。僕の場合この症状もけっこうあるのかもしれない。あと人の顔も景色も見ないで外歩いているみたいなやつ。