To be continued

単純な日記です。

(僕はゴリラです)

夜寝る前とかにhimikoちゃんのことをたまに思い出したりする。
himikoちゃんってどうしていつも寂しそうで
あんなに天使みたいな感触があるんだろうなー…みたいなことだったりとかで
僕が今もし、himikoちゃんをものに例えるとしたら一枚のうすく薄く伸ばした、ただ壊されるために作ったガラス板
みたいに思う。
僕はでも、本当は、himikoちゃんを見てるときは慈しみの感情みたいなものは持ち合わせてないのである。
himikoちゃん、君をなにか何処か知らない場所に閉じ込めてやりたいって思ったりしてる。
可哀想に。
himikoちゃんはそこでもう幸せが終わって安全は奪われたんだってことに気づいて始めいろいろと騒ぎ立てるんだけど、
やがて落ち着いていちまいの布切れみたいに今度は整然としてしまう。
僕はそれ見て、ああ、かわいいな……
って思う。
それからそのあと、死ぬまでそこにあるのは、僕からもたらされる幸福。僕からもたらされる食事。感情。情報。天からもなにも降り注がない。真っ白な孤独。

それを、子供みたいに喜んで食べるhimiko。そうしてhimikoは僕のことを完全に、完璧に好きになる。僕だけがhimikoの喜びと寂しさを見つめている。そのきれいな、純粋なかたまりすべてを僕は涙だと表現する。


himikoちゃんは一人きりが似合う。
僕がはじめに会った時の感じのまま、ずっと怯えてそれから泣いてて欲しい。
閉じ込めておきたい。

完璧なエロスだと思う。

俺たち男子は、そうやってひとつひとつを自分のものにしていくんだ。エサやって、あとは別々に生きてて、たまに見守りたい、そういう感情もあるんだろうな、きっと。


俺ら所詮は、そういう欲望を数多に従えて生きてる野生のゴリラで、

秩序を身につけられない生き物なんだと思う。


常識、節度みたいなもの、未だ飼い慣らしてる最中で、本当はもっとそれがないかのように振る舞いたい。ただそれをそれが押し合ったり、引っ張りあったりしているだけ。

未だ人間のふりしているだけのゴリラなんだ。

 

himiko、俺はきみの子供がほしい。

ゴリラだけどいいかな?