To be continued

単純な日記です。

毎日

今日も仕事だった。今日は、朝早くからの勤務だったのだけど、そういう時僕はいつもなら朝の五時くらいに目覚ましをかけている。この時間での勤務が続く時、それを繰り返しているとじょじょに目覚ましが鳴る五分くらい前には目覚める感じに体がなってくる。今日も五分前に目覚めた。それで、目覚めて一番最初に思ったのが「ああ、憂鬱だな」っていうことで、まだ、外は日も上がってないから暗いし、寒いし、それとはそれほどの関係もあるのか分からないけどとにかく頭の中が陰鬱で、体も重くて何もしたくなくて仕方がなかった。憂鬱だな…多分、これは運動不足もあるのかもしれないけど久しぶりにこういう状態になった。思えば二年前、三年前は常時この状態だった。それ以前はいまのアパートでなくて僕は学生だったので下宿に住んでいたのである。その下宿、下宿というのはもちろんそのお世話をする謎の人がそこに居たりなどする小コミュニティみたいなものがあったりするんだけど、今思えば僕はほぼ毎日朝、あそこにいる時機嫌が悪かったような気がしている。とにかく、お金も無かったし楽しいこともひとつもなかった。目標みたいなものもなかった。毎日、金を使わないように、嫌なこと(とにかく何もかもが嫌だった。勉強、コミュニケーション、人前を歩くこと、喋ること、異性の存在)をこなすように生きていると、楽しいことって「眠るときだけ」みたいになってくるのである。
朝、起きて、ああ面倒くさいなあ、また1日が始まるのかよと思い、僕は早く段ボールの蓋を閉じるようにして人生を仕舞いにしたいなと思っていた。なくなればいいのにな、と僕は口にして言ったりした。僕の周りには誰もいなかった。僕は、けど、怪我をしたり金がなくなったりするとびっくりしたし、ご飯が食べられないと困ったりはした。
夜になって、家に帰ってからも何かをするのが面倒くさかった。やってもやっても、なんの意味もないじゃんと感じていて、たまに人生を反芻してみて、自分には何もないなと感じていた。僕は思い出すべき思い出なんてなかった。良いこと、楽しいこと、それはテレビや本の中にある誰かの経験で、僕の場合は怒られたとかいたたまれなかったみたいな事ばかりがたくさんあって、僕は思い出したくなかった。だから僕は夜出来るだけ眠ろうと思った。布団に入るとき、もう何も見なくてもいいしやらなくてもいい、考えなくてもいい、心地よさだけあることにホッとした。僕は、あーこのまま、人生が消えてしまえばいいなと思った。毎日、僕はくそみたいにだるいだけの憂鬱な一日の長さを、こわいと思った。暇を潰しても潰しても襲い掛かってくるような感じがして、そして手元にはいつも何も無かった。それ以外の人生があるなんてこと考えもしないで僕は眠った。