To be continued

単純な日記です。

ヨッシャー!毎日最高に楽しい!!

今日も仕事が終わってから速攻で家へ帰った(だいたい自転車で五分くらいで着く)。僕はいつも帰宅するとすぐにスエットに着替えるのだけど、いつも通り、そのままの格好で何も考えずにチャンネルをつけテレビでニュース番組を見ていた。そこに、小学生の女の子が出てきて、教科書の朗読をしている場面があった。
結構一生懸命読んでて、僕はそれをなんとなくで聞いていた。「記者読み」みたいなものがあるけど、アナウンサーはきちんと抑揚をつけるのに、記者の人たちは記者ならではの読み方をするのがいつも、不思議で、僕は読みやすいように敢えて句読点のことだけ考えて人間性は放棄しているのかなみたいなことを考えたりする。子どもも、なんていうか学習発表会読みみたいのを一字一字している感じだ。で、それを聞いてて僕はふと、「今日の午前中これくらいも俺は喋っていないな」と思った。
午後からはまだパートさんが来るからいいけど僕は午前中、ほぼ一人で居る。そのためお客さんが三時間に一人ペースくらいで来たりするときは、三時間くらいずっとなにも喋ることがない。ずっと喋ることがない…そのときだいたい、僕の頭の中は「宇宙」みたいになっている気がする。つまり、その宇宙は完璧な個。そこには、あるときは外界からの刺激や分子が紛れ込んだりもする。そうすると、そのきっかけが起きた時から数十分〜数時間くらいその分子のことについて延々と考えてしまう状態になる。「あ、いま、小説書けるかな?」さすがにメモとかはしないけど、そういうほぼほぼ混沌とおなじ状態でいる。
とにかく午前中僕はほぼで喋ってなくて、今目の前にいる国語の何文節朗読している女の子の方がよっぽど人間的活動をしているように感じてしまったのである。普段はそれほど気にしていないけど急に僕はそのことが、普通に「人間として大丈夫だろうか?」と思ってしまったのだった。


話は変わるけど最近、エアコンの故障や上の人の扱いなどでアルバイトがばたばたと辞めていったために、いまシフトの改変が起きている。そのため、僕と年の近い大学生と最近よく顔を合わせるようになった。近いと言っても三つ離れているのと僕は長男でそいつが末っ子というのがあるのだけど、この人は結構地味というか、なんていうかダークサイドの人なんだなみたいなオーラを僕は感じていた。僕は、ダークサイドの人には平熱かつ地声で話してもよいみたいなイメージを抱いていて、そのようなごく近しい関係性に問いかけてみる感じで接していたのだけど、二週間経ってわかったことには彼は僕の思った通りの人間だったということである。Sと仕事の合間に話しているうち、でてくるでてくる、◯◯◯の悪口。それからうっぷん、女といるときのデイヴの話、ありえない空想の話、カレーにソース掛けて食べているという、話すステージが特に思い当たらないような話。
誰も聞いてこないよね?ね?ね?ね?
僕はそのSくんがいる時ちょっとだけ仕事が楽しみになった。Sくんも、僕が率先して◯◯◯の悪口を吹聴してくるのを毎日楽しみにしているみたいだ。この間、トイレの芳香剤と◯◯◯をかけた悪口を教えてあげた翌日くらい、Sくん目に見えてテンション高めの状態で仕事場に現れた。その日、僕とSは、会ってすぐにハイタッチした。おーす!イエ〜イ!それはもちろん、心の中で。(僕は前髪長めの髪型をしていて、Sはロン毛を切り損ねたみたいなオタクの末尾席的なファッションをしている)。Sは、もう僕の前で◯◯◯ギャグみたいのを辞さなくなったし、ダークサイドの人間とは思えないほど明るくなった。

ああ、良いよなあ、こういう共有。こういう、循環…僕はいつも、◯◯◯がいるときは一人でいるとき用の宇宙&完璧なシャットダウン状態でいるのだけど、Sがいる時はうなぎくらいにびちびち跳ねている状態でいる。Sの方も、昨日など、外の看板を持ってギャグをかましたりなどするようになっていた。

僕は(ヨッシャー!)って思った。
こういうことだよな。



こういうことを今後も続けていきたい。