To be continued

単純な日記です。

今日は日曜日だったせいか店の方はかなり混んでいて、一時間待ちのお客さんもいたりした。僕は何故、他にも選択肢がたくさんあるのにも関わらず頑なにここへ来てくれる人がいるのかをその間考えたりする。そしてたくさん待つことを伝えるのだけど皆、一様に大人しくそこで待っていてくれる(呼び出しみたいなものはしていない。)けどこういうコミュニケーションは特に苦痛を感じない。これを僕は不思議だと思う。コミュニケーション、お願い、みたいなものを僕はたびたび苦痛だ感じるのだけど、何かそれが本とか、ネットとかいうものを間におくと人というのはいくらか大人しくなるものなのかもしれない。そこには双方向性みたいなものがある。皆、いんです。僕は、ただおとなしく本を読める時間があればいいだけなのですから。というくらいの低体温でいるように思う。僕はその、この場だけにある「いんですいんです」みたいな人たちの生温さって例えば、その人が毛むくじゃらのアボカドみたいな人だったとしても、それ自体はけっこう好きである。こう書いてるとやっぱ、僕はこの仕事自体のことは心底嫌いなわけじゃないんだよなと思ったりする。街へ行くとなるとこうは行かない。僕はだいたい、街がそんなに好きじゃないのだと思う。あそこの移動にとられる時間、これは無意味。それから移動する車内、あそこにいる人間は皆、僕には鷹のような生き物に思える。皆、大き過ぎる羽を持て余すようにして入り口をくぐり、そこへ入ってきたのだけど、するべき事もないまま茶色いその体をすり合わせたりしている。かさ、かさ、かさ…かさ、かさかさ…聞こえてくるのは、沈黙と羽音だけ。ああ、もういやんなるな。疲れ、それから、欠落してしまった他人への関心。僕はそれを、この街の構造のせいで、注がれるべきとは憎しみなのだと思った。もう、この辺でくさくさしてきた。