To be continued

単純な日記です。

追いかけられまくる

前の職場ではある女性からずっと一方的に嫌がらせをされていた。僕の資料を盗んだり案を真似したり、先回りして僕の行く先々にいつもいたりした。最後あったのは僕のプレゼンを資料の段階で盗み見して、それを盗用したあげく上司にテーマを変更するように相談し、僕がその場で浮くように仕向けた。それが一度だけではなく二度、三度続いて、僕が部署を変えてもらってからも、子会社へ配置転換されるようになってからもずっと毎日のように続いた。彼女は本当によく喋る子で、僕は半年も経たずにその子の顔を見るだけで吐くようになってしまっていた。もちろんその場では取り繕っている。結局それに対して言い返せるようになるまで一年半くらいの年月を費やしてしまった。

僕はこういう状況に結構陥りやすいような気がしていて、そして毎回ことごとく何かをものすごく言いづらい。僕はこれを何故なのかよく考えるようになった。僕は何故、男になら言えることが女性に対してだと「バカ」とか「クソ女」とか言いづらいのだろうか。言いたいけど言えない、毎回それが数か月くらい僕を支配するのだった。
これに、僕が別に女性を傷つけたくないとかいうのはない。もうその時点では死ぬほどむかついてはいる。多分格好悪いからしたくないというのはある。僕はそれを、そもそもでしたくないし、戦いの場にあげられることが苦手なんである。僕は言ってみたら、そういう生半可なことでコミュニケーションを取ってくる子をむしろ許してやりたい方の人間なのである。僕はそうすることが強さと感じているみたいだ。いちいち、人のやることにケチつけるというのはあまりにも懐が狭すぎるし、ましてや女の子って常時で意味不明なこととやり過ぎなことしかやっていないから、ケチつけだすともうそれは全人格に及ぶような気がしている。女の子っていうのはそもそもで意味不明で男の五十倍くらいはわがままな生き物なのだから意味不明の天然記念物で放置しておくしかないと、僕はこう考えている。僕は正直、こういうことに対してボーッとする能力は兼ね備えている。
で、そもそも、何故睨まれているのかを僕は考える。それは大抵、「わたしのことを正当に扱わないから」であったから自己評価の問題になる。僕はそういうメッセージを受け取って、「たしかに、そうだよな」とも思う。たしかに、興味もって見てなかったな。うざいとすら感じていたよな。確かに彼女らの自己評価のとおりに彼女達はモテ系の顔立ちとファッションをしていたし、人の目を引くような喋り方をする。愛想、色気、ユーモアみたいなものもある。だから僕は、その子に関心を示して、惚れてあげなければならないっていう立場だったのだ。僕とてそれは分かる。その魅力を、享受されてあげれば満足するってことはわかる。でも、なんで僕?僕が頭を悩ますのはわりとそこにあった。僕と君、興味の方向が違いすぎるし、一度たりとも喋ったこともない。普通に一般的に考えてみて、僕がなんの理由もなくそいつを気にいるという可能性がそれだと、もはや十五%くらいしかないと思うのだけど、のこりの七十五%を彼女たちは無理やり引っ張り続けることで現世に引きずり出そうとするのである。ちょ、やめてくれや!と思った。僕というのはわりと電柱みたいにしてそこにいるだけみたいな人間だから、威嚇、攻撃とばかりにそいつらが僕の前で口紅を塗っていったり、髪をかき上げてぱっさーやっていったりとかをするのだけどそれをみた僕、それに対して勝てるはずがあるわけない為何かおかしな性ホルモンをかけられちまったような気にだけなってその日が終わるのである。これの繰り返し。毎日、僕はその性ホルモンを、僕側からはまったく出てこないというのに一方的に浴び続けたのである。僕はこのことに対してある期間相当苦しみました。それに対しては、僕がジャケットを切り裂いて無い巨乳を曝け出すor人前でおまんこしまくるくらいしか対抗手段がないわけなんだけど、なぜそんなことをしなければならないのかそもそもの理由がまったく浮かんでこなかったのである。僕はその、メスゴリラたちの真剣勝負のゴングをゴンゴン鳴らされまくってる間、どうしても欠席したいのだということを何度訴えようと思ったのか分からない。とにかく、そこまで加熱してしまっていた場合、その勝負というのは僕が何を言っても言わなくても、メスゴリラ達はヒートアップしまくっていったのだった。※これを書いていて思ったのですが世の男性の皆さん、ちゃんと女性には定期的に褒め言葉を与えてあげてください!
今、思うにそれは周りが面白がって用意したステージもあったような気がしている。たぶん、そうそれは、そもそもで僕が一度殴れば終わるような相手だった場合が多い。スペック云々よりも、仕事の面で、そもそも勝っているのに劣等感の強すぎる僕が未だ平等であろうと尻込みまくるのを見ていて皆が面白がっていたのである。その最中、いくらおかしな構造が生じたとしても誰も何も言わない。最中にいる間の僕には勝算など分からない。ともかく、見なければ済むような不快をその子達は地獄の先まで息せききって追いかけて来るわけだから。好きなのかな?!僕のこと、好きなのかな?!(気づいたら明日のジョーみたいになってた奴はいるけど好きって言われたことはない)僕は毎回それを無駄な時間、それから苦しみとしか感じていない。本当にそれが何かの糧になったことって……ない。すべてトラウマだと感じている。