風景もそうだけど、最近僕は、自撮りをたまに撮るようにしている。一応理由があって、それはいつかは老いるんだなというのが確実に迫ってきたように感じているからである。この、いつか老いる、いつか死ぬ、そういう考えが日常的に出てくるようになったのはいつからだったか、もしかすると不健康すぎる人生の大半のせいか、それとも、入退院ばかり繰り返してきたせいによるのか、それか、どれ程楽しいことや、運命的に思えた出会い、やり取り、かけがえの無いものでさえも、次々と過ぎ去って行ってしまうことによるのか、はっきりとは分からないけど、とにかく僕は、そういう流れで僕自身も変質していくものなんだなと感じたのだった。そんな感じで僕はたまに自分の顔を写真に撮るようになった。
（全く関係ないけど夕陽）
