To be continued

単純な日記です。

おしゃれブタ

今日ももちろん仕事へ行ってきました。トイレの芳香剤が新しく投入されていて、多分気の利くパートさんが買ってきてくれたんだろうなあと思う。
休み時間にLINEの通知を見てみると、知り合いの「おしゃれブタ」から連絡が来ていた。このおしゃれブタは、僕がひとつ前のアルバイトをしていたときに知り合った人で、けど実を言うと五回くらいしか喋った事がないのに未だに連絡をくれる。僕はこのおしゃれブタと話しているとき、いつも不思議に思っている事があって、そのひとつに「互いの自意識の微妙なズレ」みたいなものがある。
というのも、とにかくおしゃれブタの方は僕よりも五つも年下である。それから、おしゃれブタは一応正社員ではあったけれど、「なんでもフリータイム」という意味不明なビデオ屋で数年働いたという妙な経歴があり、見た目もなんでもフリータイムの面影がかなりある感じがしていて、とにかく、何か初対面の人間に対して「タメ口でいけるおしゃれブタ」みたいなイメージを抱かせるところがある。が!おしゃれブタというのは、しかし何故かわからないが、僕にいつもLINEをくれるとき、決まって僕に的確なツッコミを入れるというデイブの仮面をギッチギチに被ってくるやつなのである。ちょっと、ちょっとすいません!僕は…あなたよりも五つも年上なのですが…!!

僕は、でもおしゃれブタの場合その名前のとおり、「おしゃれ」なのでこれは大抵の場合、僕にとって得だなって思ったから放って置いてある。よし。やってくれ。松ちゃんとかがそうやっていうやつだ。けど、僕がそういうとき、なぜか分からないが、うさぎの尻が喋ってるみたいに見えているようなのである。自意識が常に、野球部のキャプテンくらいにある僕と、実質野球部のキャプテンをやっていた「なんでもフリータイム」あがりの混み入ったブタと、やはり会うたび僕らには自意識のズレみたいなのがある。僕は、毎回、思っていたよりもたくましいッッと思うんである。つまり自意識が。ツッコミが、ぬかりなく入ったときはいい。けど、ちょっと「ゆるっ」としてるときあるじゃないですか。そういう「ゆるっ」としてるときに「なに、ゆるっとしてんね〜ん!(ね〜ん!)(ね〜ん!)」みたいなツッコミが入ると僕の場合、正直言って一体今のどういう意味?と正当性を持って聞いてしまいそうになることがある。で、僕はこのおしゃれブタのことを分析しようとこころみた。彼は、ともかく女性…というか、自分よりも小さいものをデカい自分が見下ろしちゃっているという構図がありそうである。これは結構錯覚としてあり得ることで、僕なんかは身長がなまら小さかったりする為、年上なのに年下みたいなふりしてたまに過ごすみたいなことがある。あと、背が小さいのにツッコミが決まったとしてと、九割くらい「まぐれ」と認識されているところがあるような気がしている。けどだ。おしゃれブタはハリセンを持っておもちろく突っ込みを自負しているけれど、僕の場合は、死んでもかまわん系の切り裂くやつをやっているため、その時、お互いの自負と自負がバッチバチになってしまうことが正直言ってある。あっちが、「ちゃうやろ」っていうとき、僕は「ちゃうやろいうおまえちゃうやろ」ってなってるんである。わかったかな?で、とにかく「でかいおしゃれブタ」の場合、彼はよく自分のことを率先していじったり卑下というか笑いを取ろうとするんだけど、これは彼の中にある高過ぎる誇り、それから女性に対する興味、AV見た後でシュッとするみたいな感じの心理状態が常にありそうだ。彼は、イライラするといっていたけれど、僕は違うと思う。つまり、でかいブタ、もといおしゃれブタは、誇り高きブタが、俗世に塗れておかしな事をしている状態であるがゆえ、そのことに戸惑っている…しかしそれは、ある意味でポーズであり、自意識の中にあるのは「そんでもやってるオレ=神」みたいなもんがありそうである。つまり、やっている俺、世間に対応するオレ、それから、僕に突っ込むオレ、それをごまかし、またAV見るオレ、僕はひとりの豚野郎の中にそういう葛藤をもみた。いっておくが、僕は、おしゃれブタをこき下ろそうとしているのではない。僕はブタさんのとめどない優しさみたいなものを知っていて、僕は、そのことにiPhone越しに十回くらいは泣いたことがある。おしゃれブタさんは多分、つまり自意識としてあるのは「世界平和を願う武士」なのだと思う。拙者、強いでござる。であるから、女子どもは守らねばならぬ。しかし、拙者刀の使いかたがわからぬでござる。拙者、通じた女性のことを守り抜くでござる。でも、女性から来てくれないことには、拙者ちょっと恥ずかしいのでござる。






最後のはちょっと推測が入っちゃったかな。ブヒッ