To be continued

単純な日記です。

誰からも見えない僕

最近、アルバイト場を見ていても友達間の交流でも感じていたのが、男はterritoryに反応し、女は嫉妬に反応するということです。

territoryというのは言わずと知れた領域の意味。こういう話題をあげると必ず男女差別厨みたいのが来て「あーだ、こーだ、」と言いまくり逃げていくみたいなことがあるけど、当然これは男女のみならず個人差が大きいと思います。ただ、りんごとみかん、あるいはバスと自転車くらい区別がつけやすい明確なくくりがそこに既にあるから使っているというだけです。










意味分かりますか?



で、なんですが…

そう思ったのには訳があって、アルバイト場にいるリーダーみたいな人を観察して居たらその人がアツくなる瞬間というタイミングが結構決まっていて、意外と自分内が侵されたときっていうパターンが多いんだな〜と感じたからだった。たとえばこの間お客さんから注文をつけられているBくんを見て、普段は二人で叩き合うみたいな事をよくしている二人だったのに真っ先に「さっ」と動き、Bくんをカバーリングしようとしたリーダーを見て僕は「アッ、Bくんもterritoryに入ってる…のかな?」と感じたのである。
こういうことをする人みたいの、僕の周りには数人くらいしかいない。自分の身の回りのことに対して過剰反応する人…それは普通のことだけど仲間までterritoryに納められてる程までの人はなかなかいない。僕が見たのはBくんがものすごく理不尽に責められている、怒られている、ヤバイ、そういう、誰もが感情を逆撫でされるような出来事だったのではない。単純に、「いま、Bの体力ケージ減ってってるんちゃう?」
これで動くというのは間違いなくボス猿の要素がある。

ここで、リーダーの行動基準がどこに焦点が当てられているのか、他のチームのAと比較して考えてみる。

A
1、欲望とオレ様
2、カネ
3、見てくれとスペック

リーダー
1、チーム
2、人脈
3、センス


つまり、リーダーはチーム=自分と考えていたようである。

それから後日…
今日は僕が仕事の多い日で、けっこうきつい事が多かった。僕の場合まだ入ったばかりだしまだそれほど親しい人とかはいなくて、出番が重なる学生の子と喋ったりしているくらい。リーダーとも、毎朝挨拶している程度で普段それほど親しくはしていなかった。
僕はごつかったり怖そうだったり、信条を持ってるみたいな人が大の苦手なのである。

が、僕がやってしまった。カウンターの中でしょぼい系のミス…僕はもう、結構なにもかもどうでも良いかなと感じていた。正直こういうの、直せって言われて直せるのなら十数年まえから直してるし。が、そのとき、僕がミスした瞬間にも、なんと、起きたのだ。僕のうしろで「スッ…」と動きだしたリーダー。僕はそれを見て、うわ、怒ってる!怒ってるよ…!ってむしろ、感動を上まわる萎縮を感じつつ思った。
何かこういう時思うのだけど、自分が自分のことに対して起こる時ははりさけんばかりに怒ることが出来るんだけど、自分のことに対して怒ってもらっているとき等は敢えて「誰からも見えない僕」に成り代わってしまいたいと感じてしまう。
多分それは自分が悪いというのが分かっているからでもあると思う。


んでその時の僕は、「ハッ…僕もいま、この人のterritoryに入っている…のかな?」
って感じていたのだった。