To be continued

単純な日記です。

おでん氏ね

正月は結局実家に帰っていたんだけどそれでかなり疲れた。何が疲れるのかを自分も考えてみたけど、同じ家の中に色々な人がそれぞれのペースを持って生活をしているという雰囲気自体にだと思う。自分もその中で生活していたけど、結局中にいて一日中することといえば「三食、何を食べるか」みたいな事でそれを顔を突き合わせて母親とか姉とかと考えては一日がただ終わっていく…みたいなことを五日間くらい繰り返して最後の方は「母親めっちゃ年取ったな」「姉がめっちゃ太ってるな」ていう感想で頭がいっぱいになって来ていた。最後の日、おでんを食べるって父親が言い出した。おでんについて特に、前触れがあったわけでも好物なわけでもなく、鍋とか、キムチ鍋がいいんじゃない?っていう提案を無視してとにかく「おでん」の一点張り。何か、これは危険だと思った自分は自分からおでんの具を探しに行くことにした。うちの場合とにかく骨つきの肉と、魚のすり身と、あとは豆腐とか大根とかを適当に入れればいい。でも、出汁として骨つきの鶏肉は探さなければならない。でも、正月だからかいつも使っている鳥の中手羽みたいなやつがスーパーには置いていなかった。それで、仕方がないから手羽先を使おうと思っていると父が「なんか置いてないから、別の店で中手羽だけ買おう」と言い出した。自分は、そもそもおでんとか、鍋とかは手抜き料理なのでそんな面倒をする必要はないと思ったが、父みたいにもの知らない人に対して一言でそれを説明する言葉を持たなかったので、「…、」となっていた。それで、「別にこれでいいんじゃない?」と手羽先を指し示して言ったのだが、「肉を買って出るだけだからすぐだ」のまたしても一点張りで、自分も、危険だと思っていたのでそのままその意見に流される事にして次のスーパーへ行った。そこで、自分は狭くて安い系のスーパーがある大通りをUターンしおった父親の車から一人下ろされて、一人で先に中手羽を探しに遣わされたのだけど、そこにはまたしても中手羽はなかった。正月だからか小規模だからかわからないがとにかくあのいつも使っている中手羽みたいなやつが置いていない。仕方なく、電話をかけたが、「中手羽先がおいてない」と言うと父はもう、駐車場に車を停めるところだったのか、言葉を濁したままで電話が切れた。つーっつーっつーっ。その後スーパーで落ち合った父に鶏肉がない事を告げると、父はそのスーパーにある精肉店へ行きたいと言い出した。精肉店にならあるかもしれない。自分も、はっきりいってどうでもいいので着いて行ったら、そこには中手羽は無かったが、どこにでも置いてある手羽先は置いてあった。結局、父親はじゃあ手羽先を、その精肉店で買えばいいのだと思ったらしく、「じゃあ安いから、ここで買おう」と言い出した。自分は、g九十七円の手羽先がそれほど安いとは思わなかったが、面倒くさいので「うん」と言って父が、手羽先を20本くらい買うのを待っていた。父は「安くて良かったな」と言っていたが、自分はどうでもよく、とにかくおまえが、機嫌が悪くなったりおでんおでんって騒ぎ出すのが面倒だから付き合っているだけだが、それは全てお前の主観だろうとは思った。それから ー省略ー 家で自分はおでんの大根をまず米研いだ水で下茹でするところから、肉を煮て、あくをとって、鍋でおでんを茹でるのや最後までおでんの担当をして作ったのだが、終わって、風呂から上がる頃になるともう体が動かなくなっていたのだ。