To be continued

単純な日記です。

18/06/25

一位〜三位の店舗には成績を知らせない。フェアや配置などのアイディアは受け付け、それらを取り入れ周知するがその結果については知らせない。その代わりそれ以下の契約下にある店舗には優遇措置を出来るだけ分かりやすい形で行う。この案を決めたのは初代の社長で、それがずっと引き継がれて居て、誰も問題を感じないのは構造に従順な人間を採用し続けているから。一番分かりやすいのが店長の採用方法で、地方から出て来た若者を多く採用している。若者はA〜Cランクに分かれるが、だいたい宿舎に住む事になり、色々な業者と契約しなくてはならなくなる。これは、生活の基盤を会社側と結びつける事で、辞めにくくさせる事。それから、成績が優秀なもの、先が見込まれそうなものに対してはみそぎを行う。これは日本人の性質をよく考えたもので、のちのち皆に見張らせ「なくてはならない」ような印象を与えるというもの。客とのトラブルを起こさせ店側に借金を負うものもいれば、ある人は、成績が上がってきて他店に引き抜きされるだろうと噂されていた人が、交通事故で大腿骨骨折をしてしまった。そこから入院→風邪を引きやすくなり、長期休暇を経て戻って来た頃には以前の元気などなくなってしまいかなり従順になってしまっていた。話を聞いたところによると店舗側は入院生活を世話してくれていて、毎日のように店長補佐がそこへ足を運んでいたと言う事。毎日、店の細かい様子や店員の成績を報告してくれる。「それが、病みそうになる程細かい」のだそう。それから、聞いてもいないのに周りの人の人間関係や、どう言って来たかの噂みたいな話。これは、元気になったあとで聞いたのだけど、ずっとビタミン剤を貰っていて、それを飲むのを辞めてから体調が急激によくなったのだそう。が、それがナチュラルハーブのようなもので依存性があるらしく、数ヶ月過ぎる頃にはお金を払ってわざわざそれを飲む事になっていたらしい。そういう体制はうまく回っていて、ここ数年は店長と比べて会社側の人たちの羽振りはかなり良くなっていた。パーティと称したほとんど乱行のような集まりが開催されていて、ここでは、そこにいるボスのような男社員から男店長も「あそび」に誘われているのだそう。今ここで話せば信じられないような男同士の乱行がそこであり、これを聞いて気づいたがそれらの構造は男社会というものをを煎じ詰めて男が、どうすればもっと楽に男女込みで優秀な人材をもっと安く、盲目なままでこき使えるのかと言うのを体現したものだった。これはのちのちMくんが目を覚ますきっかけにもなったやり方なのだけど、その乱行パーティにおいて、ベロベロに優越に酔った男同士でくっ付くのだけど、それを見せられたほか店長は、「それがうらやましいと思う為、焼き餅を焼かせるための」いろいろな工作もされてきたらしい。
この「やきもちを焼かせる」「嫉妬させ、トラブルを起こさせる」のは常套手段としてあるようで、男同士でなくてもあらゆる、孤立させられたスタッフがそのような痴態を毎日目にすることになる。
それによって出たストレスが思うような方向に行くことは殆どなかったそうで、何故、人は人と必ずSEXしたいという結論になると思い込んでいるのかが不思議だと言っていた。結局はその嫌がらせ自体で場が埋め尽くされる=数の暴力の方が人として問題で、そんなレベルの低い感情闘争に巻き込まれて時間を無駄にする事自体に食傷するのだとか。がこれは、一定の効果が出て、思った通りの声を聞くまでずっと続けられるし、それによってえたリアクションは全社員で共有されるのだそう…
採用されてきた人達は色々いて、会社側の役員をしているのはこの構造を熟知している体育会系の男が多い。それから、女もいるけどこれも権力に従順で、あらゆる問題に盲目になれるタイプの人間が多い。
向こう側に生活の基盤を奪われている人らは自分が見た限りでは優秀かもしれないけど社会をあまり知らなくてお人好しそうな印象がある。よく、外でティッシュ配りとかをしてるけも、ああ言うのを断れるタイプでなくてバンバン貰ってしまうような、そういう弱さみたいのがある。だから採用側はそう言うところを見つけやすい。従順そうな社員なら、報酬にどれだけ喜ぶか。それから女なら、もともと派手に生まれついている女性が好まれる。それは、カネと男でコントロール出来るからだった。あるいは、囲み込むならどれだけワーカホリックみたいになれるのかを見ては優越、社会常識、それからまわりの目線でちくちくと伝えてくる。
それからほかに、定期的にある罰みたいなもの名言はされていないものの沢山ある。その中で三流以下〜知能不全部屋というのがある。ここに、反省を促された店員が流されて、一年以上もの間その中で働かされることになるのだけど、皆が「これが一番つらい」と言っている。僕へ、人が辛いと思うことはなにか、と聞かれた。それは、思考停止に陥入ることだそうだ。自分の声が間違った方向に毎回行くこと。不用意な人間の感情の尻拭いをすること。感情と感情のトイレのようなやりとりを毎日目にして、知的なやり取りを一度もせずに一日を終えること。これが、刑務所、いや、刑務所以下でなくてなんだ。との事。当事者はそれ以上は語らない…これがけみこさんとかならばんばん喋り続けるのだと思うが、なんとなく、「明らかに自分以下の人間に文句を言ってたって仕方がない」というストイックさを彼は称えていた。とにかく、そういうマジメーなところが結局カモで、すべて黙っててもらえれば万々歳なのだろう。だからこそ言いにくい性のやり取り…明らかに不純なスタッフ、幼稚な行い、そういったあり得ないほどに子どもじみたくだらない事で情報の共有もほぼ済まされるのだった。
その蛸部屋でもまた、「成績を知らせない」という掌握政策は行われる。どれだけ頑張っていても、店舗で明らかに一位の成績を取る働きをしていたとしてもそれは知らせず、そのへんのこぼした味噌汁を吹いている掃除人を褒める。これが基本なのだった。それも一回や二回ではない。二十四時間でその狂った対応が続けられるため、まず結論から見てみれば、それ以外のスタッフが金ピカの防具を付けて和気藹々と話している中で、一番働いているスタッフM君がぼそぼそとしか喋らなくなり、常時鍋にも触らせてもらえずずっと床を磨いている…という日々になる。これがあらゆる構造の結論としてあるのだが、数年経てば上の人間も「元からこういう人間だった」と思ってるようになっているのだそう。
もっと具体的には、どれだけ働いていたとしてもその内容の、ほぼ見当たらないような欠陥をずっと、スタッフ全員で随時で責め続けるのだそう。こういうことを続ける事で、真面目体質な人間は「もっと働かなければならない」「自分が悪いことをいつもしているのだから」と思い込む。人間は、対価や報酬を貰えなかった場合、見えない部分では落ち込んでいくが「次こそはある」とそれを求め続けるものなのだそう。そうして、企業密着型優秀なワーカホリック人間が完ぺきに出来上がる。が、先にも述べたが、こういった毎日には、いくら努力や工夫をすれども出口はない。店舗全体の成績を上げるための案を徹夜で作ったとする。それは即、採用になるが、結果は先ず知らされないし、いつのまにか別店舗のイトイ店長が先に考え、やったという事になっていたりして呆気に取られるらしい。
スタッフが、ここにいる人間がすべてが狂っていると気づいた頃にはもう遅く、何故なら、【借金】〜「生活の基盤】を最早会社側の支配下に置かれているためである。そこから出ようとすると会社専属の弁護士からあらゆる手段を講じてそれは病むほどをゆうに超えた頻度で会社にいることのメリット、優遇を伝えてこられるし、そうするほどに周りに自分以上にできる感を携えたスタッフをどんどん配置されてゆき自分だけ、新しい情報やフェアの日にちを知らされていないなど、言うと名誉を傷付けられそうなほど子どもじみた嫌がらせ&トラブルが倍で増えてくるのだった…
で、ほかスタッフ全員がその社員の生活や過去をほぼ把握していて、「結局どこへ逃げたとしても今より良い生活はない」と完ぺきに思い込ませることに成功しているのだ。

最近はこれが変わってきて、理由は数人のスタッフで共同して数人の古株を辞めさせたのだそう。この体制も少しずつ変わって来ていて、あらゆる「落下スタイルー劇場」を数ヶ月にわたって見せてくれた…との事です。
軽くまとめてみると
はじめは「ジンジラレナイ」というリアクション。
「まだヤレルゾ。こわいぞ」が数週間。
が、ここで全く関係ない他社の人間からのまともな意見を聞き、このころから「もう終わりだ感」が支配的になってきた。
この経過まで半年くらい。Mくんのいうには、先ずはじめに目覚めたのは数人程度。それが、話していても訳がわかっていないのが数ヶ月。(嫌がらせもかなり続く)一人だけ同意を得られたと思って、以後また数ヶ月。
「外の経験をしている人が数人いてよかった」とのこと。それでも、権力の方に吸い寄せられる人とは別れる事になってしまった。
ここ最近変わったのは「パフォーマンス」にあったのだとか。「つまり、向こうがやっていることの逆を皆の前でやらせてやって、その写真も撮って逐一貼り出す事にした」…
…そういう目が覚める期間はめざましい変化があったそうで、十人〜五十人というレベルでぱたぱたと寝返って来てくれたのだそうです。
人ってほんと、不思議ですよね。僕も話を聞いてて、結局、イメージ(&イメージトルソーは破壊し返せる)なんだなって思いました。またイメージトルソーか破壊できたのは相手がだるだるに油断していたからとも言っていました。
「もうこの油断は治らない。病気」
なのだそうです…
その、まだヤレルゾはいまだに続いているが、目下の問題としては、未だに残るほかスタッフの処遇をどうするのか?という点。自分も、これに興味をそそられて、ちょうど歴史の本を読んでいるところだったので一緒に考えていました。ずっと古いシステムを信奉していて、搾取のスタイルが身体に浸透しているような人間が外に放り出されて一体何ができるのかというとそれは、何もできないのだそう。本当に、赤ちゃんのような論理しかなくて、目覚めた頭で話している時にビビった、と言って笑っていました。たしかに、店が回ってたのは既に自分で作り出した体制でもなければ毎日、ただふんぞり帰って批評をするスキルに負けていただけだったため、以後、ただ不能な家族みたいに取り憑き続けるか、あるいは変わることが出来ずに蒸発する…整形して別の人間として何気なく居座る…それしかない、と、これはMくんの意見でしたが、そんなこと出来るんですか。