To be continued

単純な日記です。

●小説うんこ状態

その子は手土産にとプリンを持ってわたしの家へやってきていた。昔から何度も、わたしの家に上がったことはあるせいでわたしの寝ている間に家の中へと上がってきていたようで、わたしが階段から降りて行くと彼女が裸足で、座ってゲームをしていた。数ヶ月会って居なかったのがあらゆる段階を飛ばして現れた、そのせいでわたしだけが無人の駅に下ろされたような気持ちになり、彼女はもうすでにそこに溶け込んで、しかもどうするかを決めかねているそぶりをする。彼女は「また山へ行こう」と言った。それが以前のようにわたしのことを喜ばせると思っているのだ。彼女との仲違いがどんなふうにしたのかわたしはまだ覚えていて、それがわたしにとってまだ朝履かなければならない靴よりもずっと重いのに、わたしは彼女とよりを戻すことをなつかしいと思った。わたしは無人の駅に立っていて、頭がくらくらとした。何故ここには、自販機も、人も居らず、必要のないボロ傘だけがあるのだろうと思い、山へ行こうと行われた事だけで、わたしは昔学校で山へ行ったときのことや友人とその事を話したことを思い出し、あり得ない口約束だけが人を心地よくさせるのは、片側だけもらうケーキの味を人は感じられるからだわと思う。
彼女はプリンを取り出しながらわたしに、話しかけようともしないでどうするのかを考えているようで、今日はわたしは予定があると言おうと思っていた。わたしは予定がある、例えば本を読み字を書き、いろいろなニュースをまとめなければならない。それからそれと関連のある歴史の本を読み、必要があれば小説や映画も読み、もっともっといろんなことを知らなければならない。けどそのどれもを今日はやる気が起きなくて、だから朝から眠っていたのだった。わたしは、こういう時もあるべくしてあるような気がして来ていた。無いように思える、前進も成長も収穫もないような一日一日を、わたしはきちんと泣き言を言わずに過ごさなければならない。わたひは無理してそれをやることは出来たが、しなかったのは、今日はそう言う日じゃないと思ったからだった。それはおそらく無くなった一日ではなく、遅々としてではあるが、前に進んだり、生きるという事は、効率的な事ばかりじゃ無いと思った。その全てがわたしにとっては必要だったのだと、わたしは彼女と会う前から思っていたが、言うべきでないことや言うべきであることをわたしは、人の前では必ず分けたがる。それはこの世界の日向のお盆に乗り切らないようなことは、目には見えていないぶん、窓から吹き込んで来る風のような彼女の話題や懐かしいと一瞬思う事、無人の駅を彼女が必要とする事は、多分いつものようにすぐ消えてしまうだろうと思うからだった。