To be continued

単純な日記です。

小説没案ートイレ

今日は映画へ来た。あまり乗り気じゃなかったけど、いま皆が見ているというので丸谷くんに誘われて来たのだ、、
が、ここへたどり着くまでにはトラブル続き。まず、A子が電車に乗り遅れ、丸谷も時間帯をひとつ間違えていた。待ち合わせの場所で、ぐるぐるまわり続けたせいでふたりともくたくた、、込み込みの館内でわざわざ丸谷が「食べたい」と注文したハンバーガーを、列の外側からA子は待ち続けていてイライラ。そして、ギリギリで入場した二人は、走っていた…
はあ!はあ!「あ!」そうだ!パンフレットさっきの椅子に置いて来たんじゃない?わたしが買ったやつじゃなくて丸谷くんが買ったやつと言おうとして振り返ったとこで、バランスを崩してしまう
「わあ!」
「きゃー」なんと、A子のシャツにさっき丸谷が買ったハンバーガーがべったりくっついてしまった!
「あー…」
途方に暮れる二人。正直、どういう走り方をしていたかはよく分からない。
「ごめん」とりあえず謝る丸谷…
「…
A子は、実はこういう事がよくある。今日来ていたのは、オフホワイトの買ったばかりのお気に入りのシャツだった。会社のある時はシャツかブラウスを着てきていて、月曜日はやる気を出すためにお気に入りのあたらしいシャツを着てきてたのだ。その、無地のシャツにソースがべったりとくっついている。前に買ったワンピースもこうだった。めずらしく、実家に帰ったついでに姪っ子にソースをつけられたのだ。
とにかく、新しいものをこんなふうに再起不能にされることが多い…
「…」
「あの…」
それから、A子はあまり関係がないが、今日仕事でおじさんから怒られたことも思い出していた。集計ノートの数字を繰り上げるのを忘れていたのだ。
「…」
「えと…」
A子は、生理中だった。ふと、悔しさが込み上げてくる…
しくしく、、
(泣いている?!)
「もーやだ!!」
「?!」
A子はそのまま、ベタベタになったシャツを掴んで脱ぎ捨てようとする「おい!」
「ちょ、、まあ、人は居ないけど…」
結局A子はシャツをするっと脱いでしまった。
驚いたが、下に半袖の見れる系シャツをもう一枚着ていたので丸谷はホッとする。
「もう映画見たくない」
ボソッというA子。
「…、、ちょ、気を持ち直そうよ。それ…」
「これ新しい、やつだったのに」
「ごめん」
「…いいの別に…
ただ本当に、何もやりたくない」
その場でぼろぼろと泣き出すA子だった。
「わ、分かったよ。俺がそれ何とかするから、ちょっとこっち」
二人はトイレへ向かう。
「ちょっと待ってて」丸谷はA子のシャツを持ち、男子便所へと消えてゆく。
(何か、映画みたいね)A子は思う。
が、数秒とたたずに戻ってくる。
「何か清掃中だったよ。あー、どうしよ。」A子の機嫌をチラ見する丸谷。
「…」
「そっち入ってもいいかな?」
そうして二人は女子便所の方へと入る。
タワーのてっぺんにある都内でも有名な映画施設のトイレは、16階から地上を見下ろせるようになっている。窓に備え付けられてるトイレもあるんだよ。男子の方は…と丸谷は言う「へえ、そうなんだ。
何か、飛行機みたいね。離陸…なんつって」
「じゃあ俺、これの染み抜きしてるから、A子は映画見て来ていいよ」
「いーよ待ってるから」
「そう?じゃあ待ってて」
ニッコニコに笑う丸谷。
が!何故か…分からないが洗面所が「清掃中」の札がある。「えー。まじかよ」
「ほら!
こっちのトイレなら洗面所ついてるみたい」
(ここでやれと…?)
「わたしここで見張ってるから。でもどうやってやるの?」
丸谷は背負っていたリュックを下ろし、中から歯ブラシと石鹸を取り出した。
「あー、よかった。お湯出る」
丸谷は中で頑張ってシミを消そうとしている。
「…」A子はトイレの前で待っている(あ!)
そこに、ガヤガヤと女性3人連れがやってきた。
「丸谷くん!人きたよ!しめるね」
「おっけー」
ばんっ!


行った?
(まだ)


静かだけど?
……

…おい
(いいよ)
ガチャ!
「出来た?」
「うん。あっ!」
「え?」
「やばい、シミを取るのに夢中になってて、「また着る」こと忘れてた。。」
そこには、ベッチャベチャの状態になった一枚のシャツがあった…
「…」
「あ、ありがとう」
「…うん」
「あ!」
「へ?!」
トイレの中にいた丸谷が、A子の手首を引っ張って中に引きずり込む。
「????」
「人来た?」A子は尋ねるが、丸谷はトイレの壁にA子を押しつけたままで黙り込んでいる。
「、、、あの」
「ごほうび」
「え?」
「ごほうびちょうだい」
丸谷は、流しっぱなしだった小さな洗面台の蛇口をひねって止めたかと思うと、A子とそのままそこで10秒くらい口を重ねていた。
「…」
「…」
丸谷とは、付き合い始めて一年ほどだったけれどこんなふうにトイレでした事はない。
「映画。」
A子はやっとのことで口を話していう。
「ん…映画もういいよ。ここでしちゃおうか」
「え…なんで」
「だから、ごほうび。頑張ったからちょうだい」
A子がこたえるまもなく「ちょっとさわるだけ」と言いながら、丸谷がA子のシャツの隙間から手をさしこんで来る。
A子は、押さえつけられてる形で様子を見守っている。
「…」
「ねえ」
「…なに」
「はずかしいの?」
「だって、トイレ」
「いいよ別に」
「だって」
「…なんか、外でだと冷たいんだね。
女の人の体って」
、、、
「部屋の中でだといつも、あったかいのに」
そう言われて、A子も丸谷のシャツの中に手を差し込んでみる。そうするとまるで走り終わったあとの馬みたいに熱かった。
「あつい」
「うん」
「はあ、、」
「ふふ。かわいい」
「…、、」
「わかってないよ…A子は」
「え?」
「男の気持ち。」
にやにやしながら丸谷が目前でいう。
「え…でも、丸谷君だってわたしの映画の趣味、わかってなかったでしょ」
「え…そう?」
「…」
「変える?」
(今さら??)
丸谷はA子の◯を◯し始める。普段から、年上でなんとなく上目線のA子だったが、部屋の中でもこうやってすると動けなくなることを丸谷は知っているのである。
「んんん…」普段は人あたりよく怒ったりもしない丸谷だけど、A子とする、こういうときにだけ豹変する。丸谷は、それが自分の武器だと分かっていた。
(…)
そういうとき、A子は普段の丸谷のことを思い出してみたりする。
女子社員と話す時の丸谷。裏表のない顔で笑っている顔。
(いまの丸谷くんAV…男優みたい、、)
「…ねえ」
「なに」
丸谷は、自分の◯◯をA子に押し付けてきている。
「、、」
こんな風に自分の欲求をおしつけて来るようにすると、A子が興奮してくるのを知っているのだ。
「ちょっと」
「なに」
「狭い。。」
「しーっ」
「…」
「…」
「…」
「…」
「ね。静かにしてるとなんかドキドキして来るね」

A子は、丸谷に両手首をホールドアップさせられていたので、興奮していた。
「◯◯たい」
「無理だよ、、」
「ちょっとだけ」
ごそ、ごそごそと動きつつ自分のチンコを◯
A子は「◯だから、ダメだよ」という
「何で」
「だから、、人来るでしょ」
「すまたで?」
「ないでしょ、、」
と言いながら、A子は壁に密着し過ぎて興奮していた。
どうなるんだろう…なんか考えるの面倒くさくなってきた、、。このまま、丸谷くんに全部任せてたら、目前に見えてるジェットコースターに乗れるのかな。
「じゃあ10回だけ。10回だけでいいからやろ」
丸谷は、A子に口をかさねた。「、、」
バタっ!
「あー、」
「あ、」「シャツ、落ちちゃった…」
洗面台にぶら下げていたシャツが床に落ちてしまったのだ。
二人は正直もう、自分達がどこで何をしているのかよく分からなかった。

ーつづくー
ちょっと、擦り切れてしまいました!(><)
あとでできそうなら書いてみます!